発生してしまったカビのお掃除

もうすぐ梅雨。

梅雨は湿度が高くなるのでカビの発生が怖いですよね。

今回は発生してしまったカビのお掃除方法をご紹介します!

 

掃除前に注意点

・マスクをつけ、換気をしてカビを吸い込まないよう注意してください

・強く擦ると素材を痛めてしまう可能性があります。優しくポンポンと叩くようにカビ取りをしてください

・アルコールは油を溶かす性質があるため、皮やゴム製品、液晶画面などには使用しないでください

・浸透してしまったカビは下記を試しても取れない可能性があります。取れない場合はハウスクリーニング等ご利用することをオススメします。

・浸透してしまう前にこめまに掃除することを心がけましょう

 

洗い流すことができる場所のカビ取り方法(浴室やシンクなど)

洗い流すことができる場所ではカビを撃退するために、漂白剤を使用します。

塩素系と酵素系どちらでもOKですが、頑固なカビには塩素系漂白剤のほうが効果があります。

塩素系漂白剤は酸性の洗剤を混ぜると有毒ガスが出る恐れがあります。使用の際は必ず【使用上の注意事項】を確認してください。

 

手順

①カビの回りの水気を拭き取る

②漂白剤をカビに直接かけ、5分程度放置

③しっかり洗い流す

④それでも取れない場合は使い終えた歯ブラシなどでこすり、再び洗い流す

⑤水気を拭き取る

以上を試しても取れない場合は様子を見ながら放置時間を延ばしてみてください。

 

洗い流すことができない場所のカビ取り方法(壁や畳など)

洗い流すことができない場所では、アルコール除菌スプレーを使用します。

アルコール70%以上の濃度の濃いものを使用してください。

手順

①カビ全体に直接スプレーを吹きかけ、15分程度放置

②溝などにカビが発生してしまっている場合は使い終えた歯ブラシなどで掻き出す

③雑巾などで乾拭きをする

※アルコールは浸透してしまったカビの色まで取り除く効果はありませんので、色がついてしまう前に行ってください

 

フローリングも同じようにアルコールで掃除を行ってください。

漂白剤や重曹を使ってしまうと木などが変色してしまう可能性があるので、使用はオススメできません。

 

洗うことができる布地のカビ取り方法(衣服や枕カバーなど)

洗うことができる布地は、色落ちの少ない酸素系漂白剤とアルコール除菌スプレーを使用します。

(漂白剤やお湯を使うことができる生地か、洗濯表示を確認してください。)

 

手順

①外でカビをはたく

②カビ部分に直接アルコール除菌スプレーを吹きかける

③洗濯機に酸素系漂白剤を規定量(準備した漂白剤の裏側をご確認ください)入れ、40~50℃のお湯で洗う

手強いカビは、10gの酸素系漂白剤に対して40~50℃のお湯1Lを入れて2時間程度漬け置きし、洗濯機で洗ってください。

それでも取れない場合は漬け置きの時間を延ばしたり、何度か繰り返し作業を行ってください。

 

洗うことができない布地のカビ取り方法(ソファなど)

洗うことのできない布地には、アルコール除菌スプレーを使用します。

手順

①カビに直接アルコール除菌スプレーを吹きかける

②雑巾などでポンポンと叩きながら拭き取る

③水拭きをして漂白剤をしっかりと拭き取る

それでも取れない場合は、液状の酸素系漂白剤を雑巾などに染み込ませてカビの部分を叩きながら拭き取ってください。

※変色がないか、目立たない場所でチェックしてから行ってください

 

カビは50℃以上で死滅していくので、ドライヤーやアイロンをかけて乾燥させるのも効果があるかもしれません。

 

最後に

最初に述べた通り、必ず取れるというわけではありません。

浸透してしまったカビは自分で取るのが難しい可能性があります。

まずしっかりと予防をし、こまめなお掃除を心掛けてください。

 

参照:https://tokubai.co.jp/news/articles/5794